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ご覧いただき、誠にありがとうございます。

一般社団法人 シン中心位臨床研究会
理事長
春藤 泰之
私たち一般社団法人シン中心位臨床研究会は、**「咬合を通じて全身の調和と健康を導く」**という理念のもと、咬合医学を口腔領域にとどまらず、全身医療の一端を担うものとして再定義し、学術的・臨床的に探究を重ねてまいりました。
従来の中心位(Centric Relation)は、
構造的安定性に基づく顎位として長年活用されてきましたが、私たちはその概念をさらに一歩進め、**体幹や脊柱のアライメント、呼吸、運動機能など、全身との調和の中で導かれる真の顎位を「シン中心位」**と定義しています。
本研究会の使命は、この「シン中心位」を科学的かつ臨床的に体系化し、医療者が確信を持って応用できる知識と技術として社会に還元することです。

そして私たちのビジョンは、
- シン中心位を用いた咬合治療を医療の標準に昇華すること
- 多領域との連携を通じて統合的な医療モデルを構築すること
患者のQOLを根本から支える歯科医療人を育成することにあります。
現在、多くの患者が「原因の分からない不調」や
「慢性的な身体の歪み」に悩んでいます。
その背景には、顎位のわずかなズレが全身機能に連鎖的影響を及ぼしている可能性があることを、私たちは日々の臨床で実感しています。
だからこそ、私たちは咬合を再定義し、「身体が本当に求めている噛み合わせとは何か?」を常に問い続け、シン中心位を通じて“治す歯科医療”から“整える医療”へと進化させたいと考えています。
これからも、学術・臨床・教育を三位一体とした活動を通じて、「歯から全身へ」という統合的な医療アプローチを実現し、社会に貢献してまいります。
皆さまのご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
シン中心位臨床研究会
臨床・科学・全身医療の架け橋へ
PHILOSOPHY
理念
咬合医学を全身医療の礎へ
シン中心位臨床研究会は、咬合を単なる口腔内の構造的問題としてではなく、全身の筋骨格系・神経系・呼吸機能・運動能力との相関の中で捉え直す、統合医療的視点に基づく臨床知の深化を目指します。
「シン中心位」とは、
身体全体のアライメントが整った状態で現れる、本来あるべき顎位であり、従来の中心位の定義を生理学的・機能的に拡張した概念です。
私たちはこの考えに基づき、歯科医学と全身医学の接続点を創出し、より包括的で患者中心の医療を探究します。
VISION
ビジョン
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01顎位の再定義と臨床標準の確立
構造的・機能的・全身的に整合する「シン中心位」を、科学的根拠と臨床成果に基づき再定義し、新たな治療標準として確立する。
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02学際的連携の推進
歯科、整形外科、神経科学、理学療法、運動学、睡眠医学など、他分野との連携を通じて、咬合医療の学術的進化と臨床展開を加速する。
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03次世代医療者の育成と教育
解剖運動学、咬合生理学、姿勢制御理論に精通した歯科医療人の育成を通じ、臨床応用力の高いプロフェッショナルを輩出する。
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04全人的医療の実装
噛み合わせを通じたQOLの向上、運動機能の最適化、疼痛管理、呼吸機能改善を目指す、患者中心型の医療モデルを構築する。

MISSION
使命
私たちの使命は、顎位と咬合に関する知見を、「全身の機能向上」と「長期的な健康の維持」に結びつける臨床・研究・教育活動を行うことです。咬合の重要性を社会に広く発信し、患者の身体と人生に寄り添う歯科医療を目指します。